2日前に突然、子ネコの一匹(クロネコの方)、ジジが死んでしまいました。。。
正確に言うと殺されてしまったのです。同じくペットのハスキー犬、シンバが殺したのです。
シンバはハスキー犬、本能でネコ(のら猫)を殺してしまったことが過去にも3回あります。
いつかこうなることは、無いとは言えない、と分かっていながら飼い始めたネコたちです。
自分たちでネコを飼おうと思ったことはそれまで一度もありませんでした。うちにはシンバがいるからです。
レスキューした母猫と、すぐに産まれてしまった子猫たちで、ハッキリ言ってしかたなく飼い始めたネコでした。
去年の10月に産まれた子猫たちは、今7ヶ月になり、そろそろ大人です。20日前程にちょうど去勢手術も済ませたところでした。
1日の半分は外で過ごす母猫ウェンディのように、子猫2匹もずっと外に出たがっていて、 そろそろじゃあ少しずつ外で過ごさせてあげようかと、10分くらい家の前庭の方に今日も出していたところでした(というかドアが開いた隙に勝手に出て行ったのですが)。
私がそろそろ子ネコたちを捕まえて来なきゃ、、、と外に出ようとしていたところ、フェンスで裏庭と仕切ってあるところから犬たちの吠える声が聞こえてきました。どうもネコたちがフェンス越しに犬たちと遭ってるな〜と、急いで向かおうとしたところ、今度はネコの鳴き声も聞こえてきました。
まさか、、、とは思ったけど、自分がそこへ着いてみると、ジジがフェンスの向こう側にいて、シンバに捕まっている状態でした。フェンスと家の壁の間にある隙間から向こうに行ってしまったのです。
自分は心臓が止まりそうになりました。もう手遅れの状態でした。
シンバに止めるように叫んでも、もちろん聞きません。フェンスは私が越えられたものではないので、急いで裏庭にまわりました。
そしてつかんで来た棒で思いっきりシンバをなぐると、シンバはジジから離れました。
ジジはまだ息をしていました。15秒くらいの間だったか、そうやって苦しそうにしていて、、、それから私の目の前で息絶えました。
血や傷は少ししかなく、首の骨を折って息の根を止めたという感じでした。
殺して食べたいからと言う訳でもなく、ただただ、本能のままにこうしてしまうのです。
今までと同じです。
悔しくて悔しくて、何度も何度もそこにいたシンバとムファサを殴りました。ムファサも一緒になって何かしていたけど、実際噛んだりしていたのかは定かではありません。きっとシンバの行動を見て、自分もこうしなきゃいけないんだと学んでいたと思います。
それから私は泣きながら、ジジをタオルに包んで抱え、犬たちの居ないところに連れて行きました。
途中、ウェンディとキットにも合わせてあげたので、死んでしまったことは分かっていると思います。
ジジは突然、あっという間に、道ばたでぺしゃんこにひかれたネコのように、命を失ってしまいました。
旦那に電話をすると、それほど忙しくなかったのですぐに家に帰ってきました。
悲しさとショックと悔しさでどうしようもなく、、、それでもクロエとアナが帰ってくる前に埋めてあげた方がいいだろうということで、暑い中汗だらだらになりながら、家の横の林の中にお墓を掘ってくれました。
オリバーも見守る中、3人でジジを埋めました。
あとでお墓の近くに行ったとき、オリバーは指をさして「ジジ?ねんね?」と言っていました。彼にもなんとなく、もうジジが戻って来ないんだということが分かっているようで、、、そこがまた切ない。遊び相手がひとり居なくなってしまいました。
学校から帰ってきた2人に伝えるのも困難でした。
最期に合わせててあげた方がよかったのか、 でもやっぱりショックがもっと大きいと思うので、見せなくてよかったと思うんだけど。。。
残された相棒のキットも、何が起こったのか分かっているのかは?だけど、なんとなく退屈そうに見えます。いつも仲がよかったから。。。
産まれてから7ヶ月と短い間だったけど、ジジは性格的には何の問題もない子でした。
早朝にゴロゴロ言いながら、まだ寝ている私たちの上に乗っかってきて、迷惑なんだけどその感触が心地よいのでいつも許してました。
私がキッチンで洗い物をしていると、よくシンクの横に座ってじっと水を見て遊んでました。
ちょうど成人した証拠に、おしっこを家の中いろんなところにし出して(マーキングのように)、とっても困っていたのですが、去勢手術をすればだいたい治まるということで、手術後そのマーキングもしなくなっていたところでした。
旦那は、今回はさすがに、シンバはもう安楽死させてしまった方がいいのではないかと言っています。
今10歳の老犬で、最近は以前に手術した足の調子も良くなくて、引きずるように歩いていることも多いのです。でも食欲もあるし、ムファサとレスリングもするし、まだ元気ではあります。
でもこのままボケて、ネコも人間の子供も区別がつかなくなって、今度はオリバーを噛んだりするかもしれない 、そういう心配もでてくるのです。
でも、「じゃあ今から殺されに行くよ」って車に乗せて連れて行くことが出来るか?絶対に出来る訳がありません。
私たちにはそんなことする権利はないと思う。シンバをみると今でも怒りが込み上げてくるけど、シンバは自分の本能もままに生きてるだけなのです。だから責めることはできません。
シンバという犬は、私にとっては、太刀打ちのできない自然と同じようなものだと思っています。人間の都合で勝手に変えられるものじゃない、自然環境の一部です。猫と仲良くしろなんて、まったく人間の身勝手だからです。
でも、この先不安ではあるし、犬の専門家に意見を聞いてみたいところです。
今は、もっと早くに、フェンスの隙間をふさいでおけばよかった、やっぱりまだ外に出すのは早すぎた、、、その前に迷わず誰かにジジをあげておけばよかった、と後悔しかありません。
それに、その現場に居合わせたのは私だけだったけど、、、ジジの苦しそうに息絶えた時の顔が忘れられなくて、ちょっとトラウマ気味でいます。。。
もう膝の上にのっかって来ることもないのかと思うと、、、ひたすら寂しい。。。
生き物の命なんて、こんなに突然消えてしまうものなんだと、今は空しい気持ちでちょっと落ち込んでいます。
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正確に言うと殺されてしまったのです。同じくペットのハスキー犬、シンバが殺したのです。
シンバはハスキー犬、本能でネコ(のら猫)を殺してしまったことが過去にも3回あります。
いつかこうなることは、無いとは言えない、と分かっていながら飼い始めたネコたちです。
自分たちでネコを飼おうと思ったことはそれまで一度もありませんでした。うちにはシンバがいるからです。
レスキューした母猫と、すぐに産まれてしまった子猫たちで、ハッキリ言ってしかたなく飼い始めたネコでした。
去年の10月に産まれた子猫たちは、今7ヶ月になり、そろそろ大人です。20日前程にちょうど去勢手術も済ませたところでした。
1日の半分は外で過ごす母猫ウェンディのように、子猫2匹もずっと外に出たがっていて、 そろそろじゃあ少しずつ外で過ごさせてあげようかと、10分くらい家の前庭の方に今日も出していたところでした(というかドアが開いた隙に勝手に出て行ったのですが)。
私がそろそろ子ネコたちを捕まえて来なきゃ、、、と外に出ようとしていたところ、フェンスで裏庭と仕切ってあるところから犬たちの吠える声が聞こえてきました。どうもネコたちがフェンス越しに犬たちと遭ってるな〜と、急いで向かおうとしたところ、今度はネコの鳴き声も聞こえてきました。
まさか、、、とは思ったけど、自分がそこへ着いてみると、ジジがフェンスの向こう側にいて、シンバに捕まっている状態でした。フェンスと家の壁の間にある隙間から向こうに行ってしまったのです。
自分は心臓が止まりそうになりました。もう手遅れの状態でした。
シンバに止めるように叫んでも、もちろん聞きません。フェンスは私が越えられたものではないので、急いで裏庭にまわりました。
そしてつかんで来た棒で思いっきりシンバをなぐると、シンバはジジから離れました。
ジジはまだ息をしていました。15秒くらいの間だったか、そうやって苦しそうにしていて、、、それから私の目の前で息絶えました。
血や傷は少ししかなく、首の骨を折って息の根を止めたという感じでした。
殺して食べたいからと言う訳でもなく、ただただ、本能のままにこうしてしまうのです。
今までと同じです。
悔しくて悔しくて、何度も何度もそこにいたシンバとムファサを殴りました。ムファサも一緒になって何かしていたけど、実際噛んだりしていたのかは定かではありません。きっとシンバの行動を見て、自分もこうしなきゃいけないんだと学んでいたと思います。
それから私は泣きながら、ジジをタオルに包んで抱え、犬たちの居ないところに連れて行きました。
途中、ウェンディとキットにも合わせてあげたので、死んでしまったことは分かっていると思います。
ジジは突然、あっという間に、道ばたでぺしゃんこにひかれたネコのように、命を失ってしまいました。
旦那に電話をすると、それほど忙しくなかったのですぐに家に帰ってきました。
悲しさとショックと悔しさでどうしようもなく、、、それでもクロエとアナが帰ってくる前に埋めてあげた方がいいだろうということで、暑い中汗だらだらになりながら、家の横の林の中にお墓を掘ってくれました。
オリバーも見守る中、3人でジジを埋めました。
あとでお墓の近くに行ったとき、オリバーは指をさして「ジジ?ねんね?」と言っていました。彼にもなんとなく、もうジジが戻って来ないんだということが分かっているようで、、、そこがまた切ない。遊び相手がひとり居なくなってしまいました。
学校から帰ってきた2人に伝えるのも困難でした。
最期に合わせててあげた方がよかったのか、 でもやっぱりショックがもっと大きいと思うので、見せなくてよかったと思うんだけど。。。
残された相棒のキットも、何が起こったのか分かっているのかは?だけど、なんとなく退屈そうに見えます。いつも仲がよかったから。。。
産まれてから7ヶ月と短い間だったけど、ジジは性格的には何の問題もない子でした。
早朝にゴロゴロ言いながら、まだ寝ている私たちの上に乗っかってきて、迷惑なんだけどその感触が心地よいのでいつも許してました。
私がキッチンで洗い物をしていると、よくシンクの横に座ってじっと水を見て遊んでました。
ちょうど成人した証拠に、おしっこを家の中いろんなところにし出して(マーキングのように)、とっても困っていたのですが、去勢手術をすればだいたい治まるということで、手術後そのマーキングもしなくなっていたところでした。
旦那は、今回はさすがに、シンバはもう安楽死させてしまった方がいいのではないかと言っています。
今10歳の老犬で、最近は以前に手術した足の調子も良くなくて、引きずるように歩いていることも多いのです。でも食欲もあるし、ムファサとレスリングもするし、まだ元気ではあります。
でもこのままボケて、ネコも人間の子供も区別がつかなくなって、今度はオリバーを噛んだりするかもしれない 、そういう心配もでてくるのです。
でも、「じゃあ今から殺されに行くよ」って車に乗せて連れて行くことが出来るか?絶対に出来る訳がありません。
私たちにはそんなことする権利はないと思う。シンバをみると今でも怒りが込み上げてくるけど、シンバは自分の本能もままに生きてるだけなのです。だから責めることはできません。
シンバという犬は、私にとっては、太刀打ちのできない自然と同じようなものだと思っています。人間の都合で勝手に変えられるものじゃない、自然環境の一部です。猫と仲良くしろなんて、まったく人間の身勝手だからです。
でも、この先不安ではあるし、犬の専門家に意見を聞いてみたいところです。
今は、もっと早くに、フェンスの隙間をふさいでおけばよかった、やっぱりまだ外に出すのは早すぎた、、、その前に迷わず誰かにジジをあげておけばよかった、と後悔しかありません。
それに、その現場に居合わせたのは私だけだったけど、、、ジジの苦しそうに息絶えた時の顔が忘れられなくて、ちょっとトラウマ気味でいます。。。
もう膝の上にのっかって来ることもないのかと思うと、、、ひたすら寂しい。。。
生き物の命なんて、こんなに突然消えてしまうものなんだと、今は空しい気持ちでちょっと落ち込んでいます。
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読んでいてとても悲しくなりました。本当に残念な出来事でしたね。
ReplyDeleteなんて声を掛けていいか分からないけど、元気だしてね。
読んでて涙が。。。
ReplyDeleteうーん、これはしょうがないってしか
私には言いようがないのだけど。。。
みすずさんの気持ちもわかる。
私も高校生の頃目の前で飼ってた子犬を
車にひかれたことある。
ほんとあっけないよね。
やっぱ、どんなに人間の言うこと聞いてて、
人間とうまくいってるペットも
本能っていうのはあるよ。
動物を飼ってるいじょう、私達はそれを理解し、
ちゃんとケアする必要はあるよね。
タイトルを見て、誰かがアダプトしたのかしらと思ったら・・・
ReplyDeleteビックリしました・・・
Suzuさんは文章を書くのがお上手だから、まるで現場を目撃していたかのように伝わりました。(涙・・・)
加害者被害者のどちらも可愛がっていたペットだっただけに
ショックはよけい大きかっただろうと思います。
時間がかかるけれど、いつか悲しい記憶が薄れて
Suzuさんの心に、ジジ猫さんとの楽しい思い出だけが残りますよう願っています。
Yukikoさん、
ReplyDeleteありがとね〜。
うん、もう私は大丈夫だよ〜、人生いろいろあるから、たまにはこんなことも突然あるよね。
何事も心の準備をしとかなきゃ、、、だね。
erikoさん、
ReplyDeleteねー、ほんとあっけなかった。
えりこさんも子犬を目の前で、、、そんなこともあったんだね。
うん、一応ハスキーについてまた調べてみたんだけど、やっぱり猫を殺すのはいたって普通って書いてあったよ。だからって凶暴とかいうことは全くなくて、人間と小動物は彼らにとっては全く別のものらしい。
とりあえずシンバのことも信用してみるよ。
口が利けないだけに、人間とペットの関係って奥が深いよ、ふぅ〜。。。
Lumieさん、
ReplyDeleteそうなのです、同じサヨナラでもこんな形になってしまうとは。。。
誰かにアダプトしてもらっていれば、こんなことにならなかったのになぁ、という気持ちもあって、、、ジジが気の毒で。
でも、何かの縁があって今までここに居てくれてたと思うので、ジジとの思い出を大切にして、感謝したいと思っています。