10.15.2012

おすすめのドキュメンタリー映画

この歳になって(いくつって?もうすぐ39歳〜♪)、ドキュメンタリー映画を見るようになりました。

昔からジャンルは問わず映画は大好きだけれども、、、最近の映画はどうもあまりおもしろくない。アクション系のとか、アドベンチャー系のとか、なんかこうCGを使いすぎてたりしてフェイクっぽすぎて飽きてしまう。
もともとそりゃあフェイクだけれども、以前はもっと「おーっ」とか「すご〜い」ってドキドキしたものだけど、最近の映画は、見た目が、だれかがテレビゲームをしているのを隣で見ているような感じがする。。。しません(苦笑)?

というわけで、あまり映画を見ているという気分にはならないけど、たまにはドキュメンタリーでためになる映画を見るのもいいもんです。


今週末は、評判がよかった新しいのをふたつ見ました。

ひとつは、”Happy"。














ここのところ、「人間はどうやったらもっと幸せと感じるようになるか」「幸せと感じる精神的なメカニズムはどういうものか」、というような研究が盛んなんですって。
”もっと幸せになるには?”というテーマの本もたくさん出てるようで。

で、この映画をみたら、”幸せな人たちはどうして幸せなのか”がよく分かります。

やっぱり、金や名誉があれば幸せになれるというわけではない。むしろ金があればあるほど、次から次に買いたいものがでてくるだけでよくない!自分もかなりモノに執着する人間だからなぁ〜、それを断ち切らないと幸せにはなれないのかも(苦笑)。

世界中のいろんな国の人々が出てくるんですけど、例えば、インドのスラムで暮らす貧しい家族。掘建て小屋に住んでるんだけど、自分たちはとっても幸せだって、とっても穏やかないい笑顔で言うんですよ。
でね、そんな環境でも、家族や親戚と、まわりに住んでるコミュニティの人たちがみんな仲良くって、いつも助け合いながら、一緒に子供たちの成長を見守って、、、そうすると、それだけで幸せになれるんですよ、他にはなにもいらないって。

日本にも触れてます。最初はズバリ、「世界中で一番幸せじゃない人々」っていって東京が出てきます。
戦後の復興から頑張りすぎて、働きすぎて、幸せになることを忘れてるといいます。過労死した若いお父さんの話を例にあげてました。

その一方で、沖縄の田舎も出てきます。こっちは、世界一の長寿の秘訣は、やっぱりみんなが幸せに生きていること、だと。
おばあが言ってました、「昼間は畑仕事を一生懸命頑張って体を動かして、夜は孫やみんなとご飯をたべて話をして、それがとても幸せだ」って。
地域のつながりが深いのもポイントで、エイサーなどを通して若者ともつながってるし、部落のみんなが知り合いで、いっぱいおしゃべりもしたり。そういう、ささやかだけれども楽しい毎日を送るのが、幸せに暮らす秘訣なんだそうです。って、海外の精神科の専門医たちが言ってるんです。

要するに分かったのは、人とのつながり、家族だけじゃなくて友人やコミュニティーの人たちと、楽しく和気あいあいと暮らすこと。スポーツなどをして体を動かすこと。そして他の者も幸せになれるように助けてあげること。
ほんとに、「あ〜、これ以上何もいらないくらい幸せだな〜」って思えると、お金やモノや、自分の見た目なんかどうでもよくなってくるんでしょうね。
正直、そういう人たちがとっても羨ましい!

インドのスラムに住む人たちを見て、私たちは「かわいそうに」って思うけど、実は逆なのかもしれない。本当にかわいそうで惨めなのは、こんな物欲社会に暮らす、いつまでたってもどれだけ欲を満たしても、幸せと思えない自分たちなのかもなと。
自分もいつか、気の合う人々に囲まれた、そんなコミュニティーの中で暮らしたい。今の自分にはそれがない。正直、そこが寂しいなぁと、しみじみ気づきましたよ〜。
それとやっぱり、あまりモノのない田舎の方がいいかもなぁ。。。




そしてもうひとつは、"Being Elmo" 。














私は、エルモの声をやってる人、人形の操作をやってる人のことを全然知らなかったので、これを見てすごくビックリしました。
っていうか、声もパペットを動かしている人も、実際同じ人だとは知らなかった!しかも、その人がエルモ自身を造り出した人だったんですよ〜。

このドキュメンタリーは、その彼がどうやってそこまでたどり着いたかの話です。
すごいです、若い時から本当にやりたいことが分かっていて、ずっと一筋に情熱を注いできたんですね。才能もあるけど努力も怠らない、とってもえらい人です。
小さい子供にはまだ分かんないと思うけど、ある程度大きくなった子供たちに見せるのもいい影響があるんじゃないかな。

エルモって、他とは違うキャラクターがあるじゃないですか。誰からも愛されるというか。エルモはもう、ほんとこの人自身なんですよ。こんないいハートを持っている人でないとできない。感動して泣けました(笑)。

あ、それから、セサミストリートの産みの親であるジム・ハンセンのことも知らなかった。アーニーとカーミットって、どっちも彼自身がやってたんですね〜。



ドキュメンタリー映画も、日本でも訳されて出てるのかな?あったらぜひ見てみることをおすすめします〜。



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2 comments:

  1. アメリカって、人とつながりが持てるコミュニティーってあんまりないですよね。私の主人は、ルーマニア人なんですけど、ずーっと日本に住みたいって言ってます。緊密なコミュニティーの中で暮らしたいそうです。私の実家は田舎の方にあって、自治会とか寺の行事とか、とにかく人付き合いが先みたいな所で。行く度に、老人会のグランドゴルフに参加させてもらったりしているんですよ。ちょっと笑っちゃいますけど、老人会のみなさんに”Sさん”って呼ばれて仲良くしてもらっています。

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  2. Kozue さん、
    そうですよね〜、私が子供の頃も、公民会やら子供会とかいろいろありました。
    誰でも中には合わない人とかいて、ちょっと人付き合いや行事がうっとうしくなることもあると思うけど、、、結局はああいうコミュニティーってありがたいものなんですよね。旦那さんもそれが心地良いんでしょうね〜。お年寄りと付き合うのもいい経験だと私も今は思ってます。
    そうそう、アメリカは個人主義ですよね!唯一思いつくコミュニティーは、教会。うちは無宗教なので行かないんですけど、教会のコミュニティーってでもいいなあとは思います。なにかあると助け合ったりして。
    ただでも宗教のこととなると、他の宗教のグループを批判したり対立したりして、結局は幸せになることにつながらない場合もあるし。。。って、映画の中でも確か触れてました。
    コミュニティーもなんだか難しいですね(苦笑)。

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