1.23.2012

Biodegradable (生物分解性)な使い捨て品

難しそうな言葉だけど、最近よく目にします。
要するに、土の中に埋めると微生物によって分解されて、土に戻ることが出来る物質。
野菜くずや食べ残しのもの、紙類などのゴミ、一般的にこれらは埋めておけば土にかえるものです。一方で、プラスチックやビニール製のゴミは、分解されないので、ほぼ永久的に土にかえることはなく、ずーっとずーっとゴミとして残ります。

このことをいつも頭に入れておけば、プラスチックやビニールのゴミを出さないようにしなくっちゃ、と気をつけるようになるのが人間として自然だと思うんだけど、、、アメリカで暮らしていると、「みんなまだまだ知らないんだな」と実感することが多いです。
Walmart で、おっきなカートに溢れんばかりに買い込んで、ビニールのレジ袋を20袋くらい使って帰る客の姿を見ていると、、、「はぁ〜」とため息が出てくるのです(苦笑)。

レジで袋に詰める店員の方も、もっと物が入るのに、入れようともしないので、それぞれの袋はぜんぜんスカスカ。入れすぎて破れたら文句言われるから、とかあるんでしょうね。もっと工夫して入れれば、半数の袋で絶対すむはず!って言ってやりたい(けど言えません)。従業員も、全然教育されてないのです。というか逆に、入れすぎるなって言われてるのかな?
ほんと、日本の店員さんたちの、スバラシイ袋詰めの技を見せてあげたいですよ〜。
レジ袋一枚につき3円チャージ。これも早くアメリカでもやればいいのに、、、でもムリだろうなぁ、消費者怒るでしょうね(笑)。


と、私の身の回りの日常はこんなですが、
環境のために頑張っている人たちは、アメリカでももちろんいるのですよね。

オーガニック・ストアでは、こんなレジ袋を使い始めたようです↓。


”100% Biodegradable" なレジ袋。
見た目と触感はいたって普通のと変わらないけど、土に埋めればいつかは土に返る、という物質でできているそう。はっきりとどういう物質なのかはまだよく知りませんが。。。

日本にもありますか?こんなのがあるんだったら、どこの店も使えばいいのに、、、ってやっぱりまだコストが高いのかなぁ。
チップスの入った袋なんかでも、こういうのがそういえばありました。検索してみたら、使い捨てのコップとか食器とかも作られてきてるみたいです。
でも、分解すると言っても、紙とかに比べればおそらく時間はかなりかかると思われるけど、、、自分でコンポストを作るようになったら、ぜひそこへ混ぜ込んで様子を見てみたいと思います。


レジ袋の他に、ビニールのゴミが大量に出る理由のひとつに、あの便利なジップロックの袋が発明されたからじゃないかなぁ、と自分は思う。
アメリカ人はあの袋が大好き。大した物じゃなくてもすぐ入れる。食品じゃなくても、こまごまとした物を整理するのにも便利だし、学校のクラスでもよく使ってるから、子供たちも当たり前のように使いまくってる。
この袋ひとつをほんとに長く使うんだったらまだいいけど、”一回使ってポイ”が実際には多い。「別にそんなものだったら、わざわざこんなファンシーな(贅沢な)袋に入れなくてもいいのに」っていう場合が多い。

そんなこんなで、自分もみんなと同じように、特に学校にランチやスナックを持たせる時なんかに使っていました。
でも、この袋を使わなくても、密閉容器なんかに入れればいいことで。ちょっと洗い物は増えるけど、そんなところで面倒がってしまうのは、やっぱりこの贅沢で楽ばっかりしてる暮らしに慣れてしまっているからだっ!と自分に一喝し(笑)、極力使うのを控えいる現在であります、ハイ。

ちなみに今、ジップロックのウェブサイトを開けてみたら、 ジップロック社の”環境への取り組み”のようなページがちゃんとありました。
新しい袋は、従来のものよりも25%薄く減らして作ってるとか、使用後の袋のリサイクルの仕方とか。アメリカだと、ビニール袋類は家庭の他のリサイクル品と一緒に出したらいけないことになってるそうで(処理場で仕分けの時に困るんだそう)、お店の入り口によく設置してある "Plastic Bag" のリサイクルを集めるところに、ジップロックなんかの袋も一緒に入れてねって言ってました。
これは知らなかった、あれはレジ袋の回収のためだけじゃなかったんですね。自分もこれから袋類はあれに入れようと思います。


でもやっぱり使わないに越したことはない。
Etsy でも、手づくりの、”スナック(サンドイッチ)・バッグ”、というものが今流行ってます。
ジップロックの袋を使わないでいいようにと、かわいい布で袋を作って売ってる人がたくさんいます。布だったら洗濯機で洗ってまた使えるというわけで。
でも入れるものによっては、ベタベタする脂っこいものとか、水分の多いものとか、ちょっと難しいかもしれないけど。。


そして、どうしても使い捨てになるなら、ビニールじゃなくて、紙の袋だったらまだいいのでは?と考えて、
食品用の紙袋をネットで売ってるところをさがして、さっそくオーダーしてみました。


↑こんなの(www.papermart.com より)。
薄くて、お菓子屋さんなどで使ってるみたいな感じの(?)。いちおう業務用なので、数はかなり多いまとめ買いになったけれど、、、きっと何年も持つと思うからまあいいか。。。そう、一枚一枚のコストも、ジップ・ロックのに比べれば、ずっとずっと安くで済みます。
中に入れたものが湿気ないかな〜、というのが心配だったけど、こういう袋って外側は結構つるつるしていて、湿気をできるだけ通さないように加工がされてあるようです。


ゴミが多く出る=楽な暮らしをしすぎている証拠。
楽じゃなかった時代を見習わなきゃと思います。




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