自分が牛乳を飲むのをやめた理由は・・・
マクロビや菜食を知って、30代になってから牛乳を飲まなくなったのですが、お腹の調子が以前よりもいいのです。昔は知らなかったけど、おそらくもともと乳糖不耐症がちょっとあったんじゃないかと。それで、お腹にムリかけてまで牛乳を飲む必要はなかったんだなと。
ここからはマクロビオティックから学んだことです。
牛乳を飲まないとカルシウムが足りなくなると言うのは、まったくの誤解なんです。
昔は日本人に牛乳を飲む習慣はなかったそうなのですが、戦後、それが日本にも取り入れられて、栄養不足の子供たちに手っ取り早く豊富な栄養を与えられるということで、牛乳を飲むのが一般的になりました(アメリカ人から飲むように教えられました)。
確かに牛乳は、カルシウムもタンパク質も他の栄養素も一気に採れる”スーパー飲料”です。食糧の不足した時代には確かに便利でした。
でもこれを、今のぜいたくな飽食の時代にゴクゴク飲んでいたらどうなるか。
必要ないばかりじゃなくて、返って体に負担になってるのです。昔よりもはるかに成長がよくなりすぎて、肥満や糖尿病の子供が多い今の世の中。乳製品のとり過ぎがかなり影響しているそうです。
アメリカの子供をみていたらよく分かります。学校でも子供に牛乳を飲ませるために、チョコレートミルクやストロベリーミルク(砂糖もいっぱい入ってる)が給食に出てきます。家に帰れば冷凍庫にいつもアイスクリームが常備されていて、晩ご飯はチーズのたっぷり入ったピザとか。。。すごいです。
本当に乳製品に依存し過ぎだなと思います。
牛乳ばっかり子供に飲ませるもんだから、子供は牛乳でお腹いっぱいになって他のものは食べないし、大人も「牛乳だけでも飲んでるからまだいいか」と頼ってしまうのですね。
本来なら、カルシウムは、野菜や穀物にもちゃんと入っているので、まんべんなくいろんなものを食べるようにしていたら、こんなに牛乳に頼る必要なないのです。
そもそも植物に含まれるカルシウムと、牛乳に含まれるカルシウムは同じではなくて、牛乳のカルシウムは人間の体には吸収されにくいものなんだそうです。 だから牛乳からカルシウムを摂取しようと思ったら、あんなに大量に飲まないといけないのです。
牛乳は本来、あの大きくて力強い牛になるためにと、子牛が飲むもの。
人間がそれを毎日大量に飲んでいたら、、、体に負担がかかるのは当然です。そう考えると、人間 だって自分の母親のお乳はすぐ飲むのをやめるのに、なんで大人になってまで牛のお乳を飲まなきゃいけないの?って思えてきます。これを旦那に言うと、よく屁理屈だって言われるんですが、、、道理にかなってません?(笑)
だから牛乳や乳製品は、毎日義務のように採らなくても、嗜好品程度に少量、時々取り入れるのがいいんじゃないかと思います。
チーズとかヨーグルトは健康的なメリットもちゃんとあって、昔の人が考え出した素晴らしい知恵だと思うし、忙しい今の世の中、まんべんなく理想的な食事を毎日するのは無理に近いですから、時々栄養補給に食べるのは悪くはないと思います。
一方では、緑黄色野菜や、海藻、雑穀など、カルシウムが豊富なものを積極的に自分で料理するようにがんばらないといけません。これは自分も目標です。外食では、そんな本当に健康にいい食材を使うところってあまりないので。
小魚とかだけじゃなくて、ほうれん草や小松菜から、大豆やゴマまで、良質なカルシウムはあらゆる食材にちゃんと豊富に含まれてます。
もうひとつ、あの体の大きな牛でさえ、もともと食べる物といえば”草”です。
カルシウムはミネラルなので、土に生えているものに豊富です。その”草”を食べて、牛はカルシウムの豊富な牛乳を作り出すわけです。人間は”草”は食べないけれど、同じようにして土に育てられた栄養豊富な植物を食べれば同じこと、、、わざわざ牛から牛乳をムリヤリ奪い取ることもないのでは?と。。。
牛乳を飲んで当たり前、飲まないといけないと教えられてきた今の世の中では、習慣を変えるのはなかなか難しいですけどね。まあ、牛乳の大量消費で儲けてる人たちがたくさんいますから、広告やコマーシャルなどのメディアが言う”普通のこと”をまともに聞いていたのでは、ただ利用されているのと同じです。
もうひとつの牛乳に頼りたくない理由は、、、
ベジタリアン、ビーガンの考え方から学んだことです。
それはただ単に、牛の自然に生きる権利を尊重したいということ。
今私たちが飲むほとんどの牛乳は、非人道的な環境で、無理矢理に、搾乳機につながれて惨めな一生を終える牛からとったもの。
母牛は、乳をずーっと出し続けるために、人間によってコントロールされてます。何度も何度も子牛を産ませられるけれど、自分の子牛には乳をやることもないまますぐに引き離されます。そして人間に飲ませるために一生働かされるのです。
あまり身動きもとれない牛舎はストレスなので、病気にも簡単になります。それを防ぐための抗生物質などの薬品が入った飼料を食べさせられる。
不自然に牛乳の出を良くするための成長ホルモンも、今ではその悪影響がかなり問題になったので、ほとんどのメーカーが「うちは与えていません」とパッケージに表示するようになったけれど、以前は平気で与えられていたわけで、、、ちょっと手遅れじゃという感じもします。
そんな事実を知ってからは、こんなおかしな現状をサポートする気にはならない、私のために牛にそんな不自然な辛い一生を送って欲しくない、ただそう思うようになりました。
「牛乳の消費量が減れば、救われる牛も増える」、ちりも積もれば山となりますので。。。
”ただの牛”なんてあなどることなかれ、牛は人間にとって偉大な動物ですよ〜。
牛って、あんなに大きいのに、いつも人間のいいように使われてきて、、、それでも攻撃もしない優しい動物。せめて、牛乳をもらうにしても、殺して肉をもらうにしても、牛らしく自然な生き方をさせてあげてほしい。
店に並ぶのは、非人道的なファクトリー・ファーミングから来ている牛乳のほうがまだまだ圧倒的だけれど、中には、人道的なオーガニック・ファーミングから来ている牛乳も今は多く出ています。
外で放し飼いにして、自然の中で好きなように生えてる草を食べさせて、 ストレスもなくペットや家族のようにして大事に飼われている、、、そんな牛たち(私はハッピー・カウと呼んでます)から採れた牛乳を買うようにする(オーガニックの乳産業をサポートするようにする)。
それが私たちにできることです。
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マクロビや菜食を知って、30代になってから牛乳を飲まなくなったのですが、お腹の調子が以前よりもいいのです。昔は知らなかったけど、おそらくもともと乳糖不耐症がちょっとあったんじゃないかと。それで、お腹にムリかけてまで牛乳を飲む必要はなかったんだなと。
ここからはマクロビオティックから学んだことです。
牛乳を飲まないとカルシウムが足りなくなると言うのは、まったくの誤解なんです。
昔は日本人に牛乳を飲む習慣はなかったそうなのですが、戦後、それが日本にも取り入れられて、栄養不足の子供たちに手っ取り早く豊富な栄養を与えられるということで、牛乳を飲むのが一般的になりました(アメリカ人から飲むように教えられました)。
確かに牛乳は、カルシウムもタンパク質も他の栄養素も一気に採れる”スーパー飲料”です。食糧の不足した時代には確かに便利でした。
でもこれを、今のぜいたくな飽食の時代にゴクゴク飲んでいたらどうなるか。
必要ないばかりじゃなくて、返って体に負担になってるのです。昔よりもはるかに成長がよくなりすぎて、肥満や糖尿病の子供が多い今の世の中。乳製品のとり過ぎがかなり影響しているそうです。
アメリカの子供をみていたらよく分かります。学校でも子供に牛乳を飲ませるために、チョコレートミルクやストロベリーミルク(砂糖もいっぱい入ってる)が給食に出てきます。家に帰れば冷凍庫にいつもアイスクリームが常備されていて、晩ご飯はチーズのたっぷり入ったピザとか。。。すごいです。
本当に乳製品に依存し過ぎだなと思います。
牛乳ばっかり子供に飲ませるもんだから、子供は牛乳でお腹いっぱいになって他のものは食べないし、大人も「牛乳だけでも飲んでるからまだいいか」と頼ってしまうのですね。
本来なら、カルシウムは、野菜や穀物にもちゃんと入っているので、まんべんなくいろんなものを食べるようにしていたら、こんなに牛乳に頼る必要なないのです。
そもそも植物に含まれるカルシウムと、牛乳に含まれるカルシウムは同じではなくて、牛乳のカルシウムは人間の体には吸収されにくいものなんだそうです。 だから牛乳からカルシウムを摂取しようと思ったら、あんなに大量に飲まないといけないのです。
牛乳は本来、あの大きくて力強い牛になるためにと、子牛が飲むもの。
人間がそれを毎日大量に飲んでいたら、、、体に負担がかかるのは当然です。そう考えると、人間 だって自分の母親のお乳はすぐ飲むのをやめるのに、なんで大人になってまで牛のお乳を飲まなきゃいけないの?って思えてきます。これを旦那に言うと、よく屁理屈だって言われるんですが、、、道理にかなってません?(笑)
だから牛乳や乳製品は、毎日義務のように採らなくても、嗜好品程度に少量、時々取り入れるのがいいんじゃないかと思います。
チーズとかヨーグルトは健康的なメリットもちゃんとあって、昔の人が考え出した素晴らしい知恵だと思うし、忙しい今の世の中、まんべんなく理想的な食事を毎日するのは無理に近いですから、時々栄養補給に食べるのは悪くはないと思います。
一方では、緑黄色野菜や、海藻、雑穀など、カルシウムが豊富なものを積極的に自分で料理するようにがんばらないといけません。これは自分も目標です。外食では、そんな本当に健康にいい食材を使うところってあまりないので。
小魚とかだけじゃなくて、ほうれん草や小松菜から、大豆やゴマまで、良質なカルシウムはあらゆる食材にちゃんと豊富に含まれてます。
もうひとつ、あの体の大きな牛でさえ、もともと食べる物といえば”草”です。
カルシウムはミネラルなので、土に生えているものに豊富です。その”草”を食べて、牛はカルシウムの豊富な牛乳を作り出すわけです。人間は”草”は食べないけれど、同じようにして土に育てられた栄養豊富な植物を食べれば同じこと、、、わざわざ牛から牛乳をムリヤリ奪い取ることもないのでは?と。。。
牛乳を飲んで当たり前、飲まないといけないと教えられてきた今の世の中では、習慣を変えるのはなかなか難しいですけどね。まあ、牛乳の大量消費で儲けてる人たちがたくさんいますから、広告やコマーシャルなどのメディアが言う”普通のこと”をまともに聞いていたのでは、ただ利用されているのと同じです。
もうひとつの牛乳に頼りたくない理由は、、、
ベジタリアン、ビーガンの考え方から学んだことです。
それはただ単に、牛の自然に生きる権利を尊重したいということ。
今私たちが飲むほとんどの牛乳は、非人道的な環境で、無理矢理に、搾乳機につながれて惨めな一生を終える牛からとったもの。
母牛は、乳をずーっと出し続けるために、人間によってコントロールされてます。何度も何度も子牛を産ませられるけれど、自分の子牛には乳をやることもないまますぐに引き離されます。そして人間に飲ませるために一生働かされるのです。
あまり身動きもとれない牛舎はストレスなので、病気にも簡単になります。それを防ぐための抗生物質などの薬品が入った飼料を食べさせられる。
不自然に牛乳の出を良くするための成長ホルモンも、今ではその悪影響がかなり問題になったので、ほとんどのメーカーが「うちは与えていません」とパッケージに表示するようになったけれど、以前は平気で与えられていたわけで、、、ちょっと手遅れじゃという感じもします。
そんな事実を知ってからは、こんなおかしな現状をサポートする気にはならない、私のために牛にそんな不自然な辛い一生を送って欲しくない、ただそう思うようになりました。
「牛乳の消費量が減れば、救われる牛も増える」、ちりも積もれば山となりますので。。。
”ただの牛”なんてあなどることなかれ、牛は人間にとって偉大な動物ですよ〜。
牛って、あんなに大きいのに、いつも人間のいいように使われてきて、、、それでも攻撃もしない優しい動物。せめて、牛乳をもらうにしても、殺して肉をもらうにしても、牛らしく自然な生き方をさせてあげてほしい。
店に並ぶのは、非人道的なファクトリー・ファーミングから来ている牛乳のほうがまだまだ圧倒的だけれど、中には、人道的なオーガニック・ファーミングから来ている牛乳も今は多く出ています。
外で放し飼いにして、自然の中で好きなように生えてる草を食べさせて、 ストレスもなくペットや家族のようにして大事に飼われている、、、そんな牛たち(私はハッピー・カウと呼んでます)から採れた牛乳を買うようにする(オーガニックの乳産業をサポートするようにする)。
それが私たちにできることです。
Photo from "Organic Valley" |
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うちも牛乳はオーガニックを買ってる。後は、Suzuさんと同じ。キッコーマンの豆乳。
ReplyDelete息子も旦那も抹茶が好きで、ガブガブ飲むから、あっという間になくなっちゃうんだよね・・・
めぐりんさん、
ReplyDeleteオーガニックのほうが味もいいよね。
そうそう、キッコーマンの豆乳の抹茶味!サンディエゴに居た時は飲んでたけど、ここには置いてなくて〜(涙)。えっ?旦那さんも抹茶のが好きなの?渋くていいなぁ。。。